転職の時に避けたい一つとして、『院長の奥様がクリニックで働いている』ことを提言している歯科衛生士ウルフです。以前に院長の奥様が受付事務、経理をやっているクリニックをご紹介しましたが、今回は奥様も歯科医師。夫婦揃ってドクターというクリニックでの私の黒歴史をお話ししましょう。
ほーーんと、夫婦が揃って、たいして広くない(狭い)空間(診療室)にいるというのが、気持ち悪いというか何というか。もしも、あなたが、若くて美しい美貌の持ち主、または院長夫人と同世代の場合は、いらん事で苦労する場合があるので要注意。ハッピーな歯科衛生士ライフを築きたいのであれば、奥様が勤務するクリニックは避けた方が無難です。
閑古鳥なクリニックに夫婦でドクター。暇だと細かい事にこだわってて草
夫婦そろってドクターのクリニックで働き始め、まず、治療以外の受付スペースで細かい事を注意されました。以前に勤めていた個人開業医も病院歯科も忙しいところだったので、そんなつまんないこと言ってんの?と笑われますよ。例えば・・・
付箋ありますよね?ポストイットとか5cm×2cmくらいの細長いシール付きのアレです。
患者さん来て、注意事項あると、「保険証確認!」とか「薬処方」とか付箋に書いて、診察券に貼り、忘れないようにしますよね?
あれをですね、私、1回書いて用が済んだので捨ててしまっんです。
ゴミ箱に捨てられた付箋を見つけた女医奥様に怒られました。
「1回だけで捨てないで!!」ゴミ箱から拾って、透明クリアファイルにはさんでいました。
他にも「6歳未満」だの「土曜予約希望」だの「遅刻注意」だのコメントが書かれた付箋が20枚くらいはさまっていました。1回どころではなく、10回以上使って、シールの粘着力がなくなっている年季の入ったヤツが多数。大事にクリアファイルに保存して、使い回してるんですよ。
キモいよー。で、キレイな字で書いてあるならまだいいんですが、奥様が恐ろしく字が汚いんですよ。小学生の子供が書いたのか?ってぐらい。
多分なんですが、こういうのって、やってるクリニックさんだと、厚紙にテプラで貼ったり、パソコンで活字入力したものをラミネート加工してカードを作ったりしておきませんか?
こういうものを作るにあたって、会社にあるといいな、あるよね?というものが、このクリニックにはないんですよww
まず、この歯医者には、レセコン以外のPCはないです。恐ろしくアナログなんです。
テプラ、ラミネーターはもちろん、穴あけパンチ、、、、事務文房具がないんです。筆記用具はさすがにありますよww
患者さんにお渡しする領収書と明細書をA5用紙でお渡しするんですが、A5の紙を買ってないww
A4の紙を半分にカットするんです。下っ端の私の仕事だったんですが、裁断機(ペーパーカッター)がない!定規とカッターで切るんですよww
で、人間が切るものだから、多少ズレたりするじゃないですか。見栄えが悪かったり、最悪、プリンタで紙詰まりを起こすんです。そして、「もっとちゃんと切って!!」と奥様に怒られるという・・・。
てか、A5のコピー用紙、買えよ!てか、これ、令和の話ですよ?
また、私が「うへぇっ!」と思ったのは、いらない裏紙をカットしてメモ帳を作ってあるんですが、束になった紙をクリップで留めますよね?それが左辺に留めるか、上辺で留めるか細かく言われ、私が怒られたのは、留めているクリップがダブルクリップだったんですが、そのクリップのつまむ部分を倒すか起こしておくか。私は倒してしまったんですが、起こしておくようにと。これは奥様が気づいて、院長に言いつけて、2人に呼ばれて怒られました。私、40代後半ですよ?
てか、そんなのどうでもいいじゃん?と思うんだけど。
どうも、この夫婦は、新人に(しかも年増)中途で入って来られて、いつもの風景、いつもの仕様を壊されるのがイヤだったようで。そのこだわりが特に奥様に強く、ヒステリックに騒ぎ立てるのでした。
「診療室をめちゃくちゃにされしまう」なんてことを聞えよがしに院長に言っているんです。
よくこんなんで、歯科医師になれたな、と思ってしまう。てか、そんなことで怒っていたら、忙しい歯医者だったら笑われますよ。「はぁっ!?何言ってんの!?」と。
手が遅いくせにセメントの硬さにうるさい女医ドクター
歯科衛生士なら一度は通る洗礼だと思いますが・・・。
今の若い歯科衛生士さんは、現場のクリニックで使っているのかなぁ。仮封もいまや光硬化の時代でしょうから、学校の実習だけかもしれませんが、ネオダインα(アルファ)やプロテクトセメント、ドクターの好みの硬さに練るのに苦労したことはありませんか?
病院歯科に勤務していた時は、勤務医の歯科ドクターが大学の医局からやってきます。沢山の歯科衛生士と仕事していますから、セメントの硬さや印象材の練り具合なんて、いちいち文句なんて言わないんですよ。ドクターの方がヘタだったりするし。そのへんで甘やかされていたというのもあったかもしれませんが、私も20年以上のキャリアがある衛生士ですよ?
そこそこのちょうどいい具合のセメントの硬さで渡すんですが、奥様ドクターの手が遅くて操作中に固まってしまうことしばしば。そして、練り直し。
その都度、ブラケットテーブルのトレーをピンセットやエキスカでコンコン叩いて急かされ、じーーっと見られながら練り直しをさせられるのです。やりにくいったら。
そして、「もう練らなくていいから!」と長年勤務している歯科助手(これまた、私より年上)さんに練ってもらうことになりました。もう、この時は急かされたり、患者さんの前で怒鳴られたりで、手が震えてしまって。自分でも情けなくなりましたね。
40代、50代の歯科衛生士は要注意!院長夫婦と同世代で失敗する!?
「あーー、完全にこの院長夫婦に嫌われてるよね~。ここは長くないなぁ・・・」と入って1週間で思うようになっていました。
この夫婦、歯科医師会にも入ってなくて、あまりお友達もいないようで。大学時代の先輩後輩で、別々の大きめの歯科医院で勤務医として経験を重ねた後に結婚して開業したそうです。
歯科医師会に入っている開業医さんも減少していると思いますが、本当に歯医者さん同士の交流がないようで、暇な時の雑談が、近隣の歯科医院の悪口や、大学時代の同期や先輩、ゼミの先生の悪口ばかり。
私は病院歯科に勤務していた関係で、以前は歯科開業医さんから難抜歯の依頼の連絡をもらったりしていました。その中にはこの夫婦が悪口言っているドクターもいました。ほんと、こんな夫婦の悪口のネタにされて気の毒な話です。「その先生、○○駅前の先生ですよね~?」とか「□□先生、お話したことあります」、「○×先生の患者さん、CT撮影のご紹介もらっていました」と私は返していました。
ここの院長が学生時代、ゼミの先生だったドクターとは偶然にも、個人的に菓子折りのやり取りを私はしていました。とてもいい先生なのに、あのドクターは下手クソとか平気で言うんです。じゃあ自分はどうなの?と思いますよ。
また、この夫婦も基本、抜歯をやらない(やれない)ドクターだったので、私が勤務していた病院とは別の病院歯科に紹介状で抜いてもらっていたんですが、そこの病院にも私が一緒に仕事していた若いドクターが数人、バイトに行っていました。
診療台のユニットのメンテナンスにやってくる歯科メーカーの営業さんもなんと、古くから知っている人で、驚かれました。ユニット、病院で購入したことがあったので、もう最敬礼してくれたりして。
結局、そこのドクター夫婦より、私の方が近隣歯科関係者との人脈が広かったんです。
セメントも満足に練れない年増のポンコツBBA歯科衛生士だと思って、散々マウント取ってきましたからねぇ。バツの悪さもあったでしょうが、「調子に乗るんじゃねぇ、たいして仕事もできないくせに!」というスタンスで、私に対する意地悪というか、指導の厳しさが、感情むき出しで益々激しくなっていくのでした。
もう注意が、診療室ではなく、治療中でも奥のラボ(技工室)に「ちょっと!」と引っ張って行かれて怒鳴られるという有り様でした。しょっちゅうではないですよ?週に2回くらい。しょっちゅうかww
もう患者さんの待合室に奥様のヒステリックな声が漏れる漏れる。
これ、大学院まで出てる医療従事者の人格としてどうよ?こんな感情的なドクターに診てもらいたいと思います?
このドクター夫婦と私の年齢が変わらなかったというのも、面白くなかった一つだと思います。
でもね、40代で歯科業界で20年以上ともなれば、それなりに経験と人脈ができますからね。この夫婦が極端に他の歯科ドクター達や歯科メーカーとのコミュニケーションを避けてきたのもあります。
セミナーやデンタルショーにも殆ど行ったことがないでしょうね。使用している歯科材料、器械、施術が私が社会人になったばかりの頃、約30年前と変わらない診療室でしたから。
私は、この歯科では学ぶところがないし、長く勤める気がすっかり失せていて、何より私に対して本当に「嫌い嫌いオーラ」を発していたので、こちらもわざとイラつかせるような人脈や病院の話をしました。結果的に半年経つ前に辞めましたがそれで良かったと思っています。
もう少し頑張りたい人、とりあえず、入ってから様子みたい人、特に40代50代の歯科衛生士は、他院で築いた人脈や、新しい技術、スキル、機器、薬剤の話はしない方が無難です。院長にも奥様にもですよ?知っていても知らないフリしていた方が無難デスww
でも、そんな気を使わなくてはならない職場ってちょっとおかしいですよね?私たちは雇われ、もっと言えば、お仕えしている身です。ドクターである院長、奥様にはそれなりにリスペクトして一歩下がりたいわけですよ。それができない経営者ってちょっと厳しいですよね。
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院長との不倫を疑う奥様、辞めた後も電話が
これは、私が直接経験した話ではないのですが、たまたま、情報ルート2つから、近隣の同じ歯科医院の奥様の話を噂で聞いたので、これもトピックとして書いておきます。
この歯科医院はIndeedでしょっちゅう求人を出していて、歯科医院名だけは頭に刷り込まれていました。あまりにも目にするので、新しい人が決まってもずっと表示させているか、定期のルーチンでずっと表示し続けているのかなと思っていました。
噂のルートは私が通っている美容院の美容師さんと、私が勤めていた歯科医院の元同僚からでした。
「〇〇歯科医院、知ってる?」から始まり、噂の内容としては、やはり院長の奥様が医院に出入りしているそうですが、毎日ではない。予約が混んでいる時や、スタッフに休みが出ると出勤するそうで、新しい人が入っても続かず、すぐ辞めてしまうというものでした。その理由は、奥様が、スタッフと院長の浮気を疑う嫉妬深い人だそうで、不倫や浮気の事実がないのにも関わらず、奥様に疑われるといじめられ、辞める人が多数いるそうです。
ひどい目に合った人だと、辞めた後にも電話がかかってきて、密会を疑われるようなアリバイを聞かれたそうです。強烈過ぎますよね。院長と奥様の問題なはずだし、この奥様、病んでますよね?
こういう、本当にやばい歯科医院のネタは案外、自分の行きつけのコミュニティで噂になっていることもあるので、自分の生活圏内(近隣周辺)で転職しようと思った時に、美容院、サロン(まつエク、ネイル)、スポーツジム、ヨガ教室なんかの友達やおねえさま達に聞いてみるのもいいかもしれません。
院長が40代、あなたが20代でも、院長的には全然「あり」の場合が多いので要注意です。
あなたがなんとも思っていなくても、院長的にお気に入りで、自宅で奥様にあなたを褒めるような事を話しているかもしれません。そうなると、奥様的には面白くないでしょうね。その辺でスイッチが入ってしまう奥様もいるかと思います。
安心させるためにお付き合いしている彼がいるとか、言う必要はありません。逆に、結婚してすぐに辞めてしまうかも・・・と思われる可能性もあるので、恋愛系のプライベートは当たり前ですが、わざわざ開示する必要はありません。
まとめ
奥様が勤務しているクリニックは、入らない方が無難です。
面接に、のこのこ出てくる奥様いたら、だいぶそのクリニックで幅を利かせているということなので、採用されてもお断りした方がいいと思います。
転職前の面接では、わからないことが多く、うっかり就職してしまう場合もあると思います。
就職してから、奥様と対面なんてこともあります。
長く勤めるところだと思わない方がいいです。割り切って頑張るか、転職サイトはチェック継続して常に(辞める)準備はしておいた方がいいでしょう。
院長が人格者であっても、奥様も同じようにいい人だということは私の経験上、皆無でした。
回避できるリスクはなるべく事前に回避して、ハッピーなワークライフを送りましょう。
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