こんにちは、歯科衛生士をただいま休職中の筆者、ポンコツウルフです。
社会人になって約30年!途中、専業主婦をやったり、派遣会社に登録して事務職勤めをしていますが、歯科衛生士としての勤務も20年以上あります。
病院歯科や個人開業医に何件か勤めて、なんとな~くヤバイ歯医者さんがわかるようになってきました。20年のキャリアがなくても、歯科衛生士の皆さんも転職しているとわかりますよね?
今回はそんなエピソードをご紹介していきたいと思います。
これはあくまでも筆者の独断と偏見ですので、参考案件の一つとしていただけると幸いです。「あるある~!」と頷いていただけるといいな。
給与18万円~の表示は要注意!
歯科衛生士の転職サイトで、給与20万円~の表示は要注意です。最低ラインの20万円として、所得税引かれたら18万円。さらに保険料、年金も引かれて、手取りは16万円くらいでしょうか。筆者が新卒で就職した個人開業医の歯科クリニックも約30年前ですが、20万円以上でした。税金など色々引かれて手取り18万弱だったと思います。
今の時代、国家資格の歯科衛生士の給与が20万円~は少ないと思いましょう。手取りで20万円欲しいなら、24、25万円は額面給与として貰わないといけません。
額面給与とは基本給に資格手当、交通費などの諸手当を含めた総支給額です。額面給与(総支給額)から税金や社会保険、会社によっては積立などが差し引かれて、手取りとなります。
新卒ではなく経験ありの転職だから、まさか最低ラインの給与ではないでしょう?と思うかもしれません。でも経験年数が少なければ、その可能性はゼロではありません。また、最低ラインを18万とか20万で設定してくるところは、ケチなクリニックが多いので気を付けた方がいいです。
セメントを出し過ぎると注意され、石膏も沢山使ってこんもり盛ると怒られ・・・・石膏を節約して、外すときに失敗して折れた時には更に怒られ。筆者が3年位前に就職してソッコー辞めた歯科医院がまさにコレ。患者数は1日10人位で超ヒマなんですが、それでいいんです。院長夫婦(二人ともドクター)が楽に働いて、そこそこ稼げればいい。という考えなので、勤めているスタッフの生活なんて考えてないんです。
私以外に勤務していた、フルタイム歯科衛生士1人(30歳)、パート歯科衛生士1人(50代)、パート助手1人(50代)。
みんな結婚されていて、特にパートの2人は10年以上勤務しています。助手の方は、本当に院長夫婦と家族ぐるみの付き合いをしているので、うかつに不満を口にできないので注意が必要でした。パートの先輩歯科衛生士は、このクリニックのダメなところはわかっているんだけど、仕事が慣れてしまって楽だからお小遣い稼ぎに来ているとのことでした。この先輩歯科衛生士の話だと、私が就職する前に、7年勤務されていた歯科衛生士がもう1人いらしたそうです。
この歯科衛生士さんは、家庭があって、小学生だったお子さんも高校生になり、教育にもお金がかかりますよね?この歯科医院、お給料が18万円から7年勤務して1円も上がらなかったそうなんです!
子供さんも大学に行くので、お給料の昇給を交渉したそうなんですが、院長夫婦に断られたそうです。で、居づらくなって辞めたんだそう。この人の後任に、しばらく求人広告を18万円~で出していたそうなんですが、誰も応募してこなかったそうで、20万円~にしたそうです。それに応募したのが私だったんですね~ww
結婚して、ご自分がメインで稼がなくても良い方や、自宅住まいでのんびり働きたい方はいいのかもしれませんが、18万円~、20万円~は令和の時代にあり得ないです。
『社会保険完備』の文字は要確認!
転職サイトの求人情報を確認する際に、【社会保険】の欄があるはずなので、ここはチェックしましょう。
健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険
「社会保険完備」の文字と上記の↑↑この記載は最低限度あった方がいいです。厚生年金じゃないと、ご自分の口座から、がっつり国民年金料が引かれます。これは大きいですよ。
前出の歯科医院では、この記載がなかったんです。面接の時に「社会保険はどうなっていますか?」と質問したところ、院長夫婦にキョトンとされてしまったんです。この時から悪い予感はしていたのですが、国民健康保険だし、国民年金だし、労災保険なんて入ってないし、雇用保険だけでしたww
健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険に対応している歯科医院でしたら、一応「会社」として機能していると思っていいと思います。前出のポンコツが働いていた歯科医院は、会社と言うより、家族経営の自営業といった感じです。厚生年金はクリニック側(会社側)も一部、負担してくれてますからね。
歯科衛生士の転職サイトに求人を出していないところは要注意
筆者が社会人になって初めて就職した個人開業医の歯科クリニックは、転職サイトに求人を出さないポリシーでした。筆者の母校に直接求人を出していて、そこの卒業生を採用していました。その短大の教授や講師と院長が友達ということもあって、お互い良い関係でした。短大の恩師の顔に泥を塗るわけにはいかないので、やはり軽率に退職なんて出来ないですよね。けれど、辞めたいと思うことは9年間、殆どありませんでした。
筆者はその歯科クリニックに学生時代、実習でお世話になって、就職もして丸9年お世話になりました。今考えれば、お給料的にも、院長の方針や性格も一番良かったクリニックです。
今この時代に、転職サイトに求人を出していない開業医さんの方が少数派だと思いますが、そもそも、転職サイトやエージェントを利用し、採用・契約となった時には紹介料を、開業医さんが何十万と支払わなくてはなりません。転職サイトに掲載している場合は、その準備があり、支払えるということになりますので、経営が順調だというバロメーターになるかと思います。
筆者が就職するもソッコー辞めた、給与20万円~の歯科医院は転職サイトに掲載しておらず、Indeedで見つけた求人でした。ハローワークと新聞の折り込みチラシに入っている求人広告に掲載していたようです。もうホント、ヤバイ歯科医院でした。
おすすめの転職サイトは?
別記事でもご紹介していますが、今回はその他にもおすすめの転職サイトをご紹介します。
歯科衛生士の仕事探しなら【ファーストナビ歯科衛生士】ファーストナビ 歯科衛生士は個人開業医の紹介が多いのですが、某歯科衛生士専門学校の講師の募集がされていたこともありました。よくある「釣り求人」かもしれませんが、こういったレア案件もこまめにチェックしていると発見できます。
歯科衛生士の転職ならジョブメドレー医療介護系で大手のジョブメドレー。全国の勤務先を網羅しています。医療介護系の中の歯科衛生士の求人ですが、病院内歯科の求人も見つかるかもしれません。
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